その健康法は、日本人の体にも合っているか
投稿

最新 欧米人とはこんなに違った 日本人の「体質」 ― 科学が示す、人種と病気の新常識
- 著者
- 奥田昌子
- 出版社
- 講談社
- ISBN
- 978-4-06-543099-6
- NDC
- 491.69自然科学
- 読了日
- ジャンル
- 自然科学
『最新 欧米人とはこんなに違った 日本人の「体質」』(奥田昌子著、講談社ブルーバックス)は、日本人と欧米人の体質の違いと、それが病気のなりやすさにどう関わるかを解説する本です。
結論から言うと、 「体にいい」と言われるものが、日本人にとっても体にいいとは限らない という、これまで自分になかった視点をくれた一冊でした。健康にまじめに向き合いたい人には強くおすすめします。
読んだきっかけ
YouTube の「TBS CROSS DIG with Bloomberg」で紹介されていた動画を見て、手に取りました。
印象に残ったこと
人種による違いは、思っていた以上に重要だった
読み進めるなかで一番感じたのは、 人種の違いというのは非常に重要なのだ ということです。同じ人間でも、体質が違えば病気のなりやすさも、合う食事も変わってきます。
従来の食生活に体が合っているのは、当たり前のこと
2000 年以上をかけて変わってきた遺伝のことを考えると、日本人の体がこれまでの日本の食生活にフィットしているのは、考えてみれば当たり前です。長い時間をかけて、その土地の食べ物に合うように体ができあがってきたのだと思えば、納得がいきます。
海外の健康法を安直に取り入れるのは危険
裏を返せば、 海外で健康にいいとされる方法を、そのまま取り入れるのは危険 だということでもあります。
たとえばオリーブオイルやナッツ、ヨーグルト。成分だけを見れば健康的で、自分も「体にいいもの」だと思っていました。しかし、 成分単体で見て健康的かどうかと、日本人に適切かどうかは別の問題 です。この区別は、これまでの自分にはなかった視点でした。
読後に見直すこと
本書を読んで、自分の生活で改めようと決めたことが 3 つあります。
飲酒を控える
日本人にとって、酒は万病の元だと理解しました。最近は飲酒の頻度が増えていたので、これを機に引き締めます。
食事に魚を増やす
気づけば魚を食べる機会がなくなり、加工肉ばかり食べていました。食事を選ぶときは、魚を優先して選ぶようにします。
運動をする
年々体重が増えているので、走る機会を増やし、カロリーの消費に努めます。
合わない人
本書は「なぜ日本人の体はそうなっているのか」という理屈を積み重ねていく本です。そのため、 「結局何を食べればいいのか」という安直な答えだけを求める人や、理屈に興味のない人 には合わないと思います。
まとめ
健康情報は海外発のものも多く、つい「体にいいらしい」と取り入れたくなります。しかし、その情報が前提にしている体は、自分の体と同じとは限りません。
健康にまじめに向き合いたい人に、まず「日本人の体質」を知るための一冊としておすすめします。