支笏湖の朝から夜まで――北海道の自然と文化を味わう充実の一日
9月末の支笏湖を起点に、ポロピナイ、湖畔の露天風呂が絶景の丸駒温泉、オコタンペ湖、穴場の三階滝、アイヌの歴史を学ぶウポポイ、銘菓「よいとまけ」の三星までを巡った一日の記録。雄大な自然と、その背景にある歴史の重みを感じた旅です。

朝9時に支笏湖温泉に到着してから、夜セコマのお酒で晩酌するまで。北海道の壮大な自然、温泉の贅沢、そして歴史と文化を通じて、この地の豊かさを感じた一日の記録です。訪れたのは9月末。少人数だからこそ楽しめる、静寂の中での体験でした。
基本情報
- 訪問日: 2026年9月26日
- 所要時間: 朝9時〜夜まで(丸一日)
- 混雑度: 9月末の土曜日でしたが、支笏湖・丸駒温泉ともに混雑はなく、ゆったり過ごせました
- 料金: 支笏湖温泉の駐車場 500円/丸駒温泉の日帰り入浴 1,200円(タオルセット 500円)
当日のタイムラインは以下のとおりです。
- 09:00 支笏湖温泉
- 10:00 ポロピナイ園地・ポロピナイ展望台
- 11:00 丸駒温泉
- 11:40 オコタンペ湖
- 13:00 きのこ王国
- 13:30 三階滝
- 14:30 ウポポイ
- 16:00 三星
- 17:00〜 山岡家・セコマ
支笏湖温泉

支笏湖温泉への到着は朝9時。駐車場は500円。施設は綺麗に整備・管理されており、第一印象から好感度が高い場所でした。


何より印象的だったのは、 壮大な湖と静寂な雰囲気 。朝日に照らされた水面、対岸の山々、そして少人数だからこそ感じられる、この自然を独占に近い形で楽しむ贅沢感。混雑していないので、朝の清々しい空気の中で、じっくりと支笏湖の美しさに浸ることができました。


ポロピナイ園地・ポロピナイ展望台

支笏湖温泉を出て、湖の北側にあるポロピナイへ。湖畔の園地と、近くのポロピナイ展望台に立ち寄りました。
園地の湖畔からは、桟橋の向こうに対岸の山々が連なって見えます。この日は空一面にうろこ雲が広がり、波の少ない湖面がその雲をそのまま映していました。桟橋に立つ人の姿がシルエットになり、朝の支笏湖温泉とはまた違った、静かな表情の支笏湖です。

丸駒温泉
支笏湖一周の中で、最も印象に残ったスポットです。
料金は日帰り入浴1,200円、タオルセット500円。決して安くはありませんが、その価値は十分にあります。露天風呂は支笏湖に直接面しており、 見晴らしが最高 。湖面と雄大な対岸の山々を眺めながら温泉に浸かる、9月末の気候も気持ちよく、この上ない贅沢な時間でした。
11時頃に訪れたのも正解でした。混雑前のちょうどいい時間帯で、ゆったりとリラックスできます。 11時前後が狙い目 です。
オコタンペ湖

支笏湖から程近いオコタンペ湖。展望台からの眺望を楽しみにしていたのですが、あいにく視界が悪く、ほとんど見えませんでした。

正直なところ、おすすめとは言いがたいスポット。ただし、支笏湖を一周する際に「見えないことを確認する」くらいの気持ちで立ち寄るのは悪くない経験になります。
きのこ王国 大滝本店

オコタンペ湖から南へ走り、お昼は伊達市大滝区のきのこ王国へ。この後に訪れる三階滝のすぐ近くにあり、ドライブの途中に寄りやすい場所です。
いただいたのは、お店の名前入りの包装に入った 「特撰おにぎり」 、きのこが浮かぶ味噌汁、そして串焼き。おにぎりはきのこ入りの炊き込みご飯を海苔で巻いたもので、きのこのお店らしいラインナップです。カラフルなトレイに並べて、気軽に昼食を済ませられました。
三階滝

メジャーな観光スポットではないため、ガイドブックでもあまり見かけることがない三階滝。しかし、 案外楽しめる スポットです。
支笏湖南側をドライブしながら立ち寄るのに最適。小休止にちょうどよく、カフェでソフトクリームも食べられます。支笏湖一周の「ちょい寄り」ポイントとして、実は隠れた価値がある場所です。
ウポポイ(民族共生象徴空間)

ウポポイ(民族共生象徴空間)は、国立アイヌ民族博物館を中心とした施設。支笏湖の自然の壮大さを感じた後、ここで北海道の 歴史と文化 の重みを知ることになりました。

江戸幕府や明治政府とアイヌの人々の関係性を学ぶ中で気付くのは、この地の持つ複雑さです。アイヌの人々にとっては 抑圧されていた時代 であり、現在でもその影響は残っている。必ずしも日本と心を一つにできない、微妙な感情。


2時間の滞在で、表面的な観光ではなく、この地の本質的な意味を問い直す機会を得ました。自然の美しさだけでなく、その背景にある歴史を知ることの大切さを感じます。単なる観光ではなく重い歴史を学ぶ場所なので、時間に余裕を持って、ゆっくり巡ることをおすすめします。
三星
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苫小牧の老舗菓子メーカー、三星(みつぼし)。お土産として詰め合わせを購入しました。
有名商品は 「よいとまけ」 。ハスカップジャムをたっぷり使った甘酸っぱいロールカステラで、公式自ら「日本一食べにくいお菓子」と称するほど、ジャムがたっぷり塗られています。
創業は明治31年。小説家・小林多喜二が創業者の甥で、若き日は三星に住み込みで働いていたという歴史的背景もあります。
施設は綺麗に整備され、イートインスペースもあり、焼き立てパンや笹寿司など、多彩な商品が揃っています。
山岡家とセコマ――夜の締めくくり
夕飯は山岡家でラーメン。旅の疲れも吹き飛ぶ味わいです。
その後、ホテルでセコマ(セイコーマート)のプライベートブランドのお酒で晩酌。セコマのお酒は質が良く、北海道らしい締めくくりになりました。
まとめ――自然と歴史を味わう支笏湖の一日
朝の支笏湖から、夜のホテルでの晩酌まで。北海道の自然、文化、食事を通じて、この地を五感で体験した充実の一日でした。少人数だからこそ感じられる、雄大な自然との向き合い方。そして、その背景にある複雑な歴史。
北海道を訪れるなら、支笏湖周辺は必訪エリアです。特に、 自然と歴史の両面から北海道を理解したい方 におすすめです。

